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「奴隷に対する所有感 」 is writed by マスターOB@SM主従関係の相克.
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奴隷に対する所有感

 人と人の関係は対等であることが望ましいが、現実には対等な関係ばかりではない。

 SM的な主従でなくとも、支配と服従という関係は存在する。例えば、いじめっ子といじめられっ子。パシリという名目で食べ物やジュースを買いに行かされたり、小遣いをせびられたりするケースがある。これは、支配と服従の構造である。

 また、DV夫と妻の関係もそうかもしれない。暴力の脅威によって、相手を自分に従わせる。肉体的なDVでなく、モラルハラスメントという外からわかりにくい形で、相手を支配する場合もある。もちろん、妻が支配する側に回ることもある。
 SMがこれらと大きく違うのは、合意に基づいた関係だという点だとされる。確かにいじには合意は存在しない。しかし、DV夫と妻の場合は、少なくとも結婚した時点では合意はあった筈だ。

 契約書に基づく関係でない限り、関わり方の中身が変わってしまっても、一度確立した支配・服従関係は解除できないことが多い。これは、夫婦関係に限らないが、数々のしがらみが生じているからでもある。

 SM的な主従の場合、主の側が関係解除を言い渡す場合は別として、奴隷側が解消を申し出たケースでは、主の側がうんと言わないことが多い。人によって程度の差こそあれ、その奴隷を所有物のように感じているからだ。

 SMプレイにおいては、奴隷は一切の社会的な権利を放棄しているかのように振舞う。その姿を見慣れることで、服従されて当然という感覚が育まれ、対等な社会人として対峙している時にも、相手の人権を無視したような態度や物言いを生むことになる。
「奴隷に対する所有感 」 is writed by マスターOB@SM主従関係の相克.
category
支配と服従
genre
アダルト
theme
SM